面白かったファンタジー / SF - 小説

闇の左手

あらすじ

両性具有人の惑星、雪と氷に閉ざされたゲセンとの外交関係を結ぶべく派遣されたゲンリー・アイは、理解を絶する住民の心理、風俗、習慣等様々な困難にぶつかる。やがて彼は奇怪な陰謀の渦中へと……エキゾチックで豊かなイメージを秀抜なストーリイテリングで展開する傑作長篇

ゲド戦記の作者アーシュラ・K・ル=グウィンによるSF小説
正直読んでいる間は辛かったのですが、読み終わって充足感を得られました。

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チャリオンの影

あらすじ

戦の末に敵国の奴隷となり、身も心もぼろぼろになって故国チャリオンに戻ってきたカザリル。運良く少年の頃に仕えたバオシア藩で、国主の妹イセーレの教育係兼家令に任ぜられた。だが安らぎも束の間、イセーレは弟と共に宮廷に出仕することに……。一方、宮廷では、国主は名ばかりの存在。宰相と弟が権力をほしいままにしていた。カザリルは権謀術数渦巻く宮廷で、イセーレを護ることができるのか? ビジョルドのファンタジー開幕。

五神教を信仰する大陸を舞台にした五神教シリーズの中の一つ。しっかりした舞台設定がされている世界で、中年のおっさんが活躍するファンタジー小説

次巻の方が賞を受賞していますが、こちらの方がおすすめです。

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闇の守り人

あらすじ

舞台となるのは、異界と人の世界が交錯する世界 ── 。
数十年ぶりに生まれ故郷のカンバル王国にもどったバルサは、幼い自分を救い、育てた義父のジグロが、卑劣な反逆者にされていたことを知る。ジグロの汚名をすすごうとする中で、バルサは己の過去と向き合うことになる。

主人公バルサが過去と向き合う守り人シリーズ第二弾。シリーズ全体で読んでもらいたいですが、この回が一番好きです。

彼女作品では一番面白いシリーズだと思います。

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幻魔大戦

あらすじ

パリからニューヨークへと向かう飛行機に一人の美女が座っていた。トランシルヴァニア国のルナ姫。彼女は未来透視の才能を持つミスティック(神秘家)だった。精神を集中して予知夢の世界に入った彼女の意識を、強烈な衝撃が襲い、膝の上の水晶玉が炸裂した。宇宙の破壊者「幻魔」とルナ姫を中心に結束する正義のエスパー(超能力者)の戦いを描く壮大な宇宙ドラマ、いよいよ開幕!

1979年に発表された作品。当初は漫画原作であったため、超能力バトル色の強いストーリーだったが、新興宗教といった当時の社会背景を折込み独自の変貌を遂げていきます。途中から主人公が出てこなくなったり、ストーリーが完結しないまま終わりますが、夢中で読んだ作品です。

別軸の物語が多数出版されたので根強いファンも多かったのではないでしょうか。

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タイランド

あらすじ

さつきは甲状腺の免疫機能に関する研究者で、アメリカ人の夫がいたが3年前に離婚の調停が成立。今はバンコック・マリオットで開かれる世界甲状腺会議に出席し、会議終了後も引き続きホテルに残った。

村上春樹ファンタジー小説の作家だと思う。日常の中に超現実的な要素が入り込だり、心象が現実を侵食したりして、物語は進みます。

形状学的なテーマは、事細かに記述して形を与えてしまうと途端に世俗的で陳腐なことになってしまうので、自分は長編よりも匂わしたまま終わる短編の方が好きです。

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星を継ぐもの

あらすじ

月面調査隊が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。すぐさま地球の研究室で綿密な調査が行なわれた結果、驚くべき事実が明らかになった。死体はどの月面基地の所属でもなく、世界のいかなる人間でもない。ほとんど現代人と同じ生物であるにもかかわらず、5万年以上も前に死んでいたのだ。謎は謎を呼び、一つの疑問が解決すると、何倍もの疑問が生まれてくる。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見されたが……。

月面で発見された5万年前の死体。死体は一体誰なのか?

科学的なアプローチで謎に迫るミステリー。1977年の作品ですので科学的な知見は古いのでしょうが、面白いです。

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あたしの中の……

あらすじ

バスの墜落事故で記憶を失ったあたし。どうやら通算27回も殺されかかって、なお不死身らしい。あたしって、いったい何者なんだろう? 表題のデビュー作をはじめ、初期の4作を収録した一冊。

女子高生の時にSF新人賞に応募した作品「あたしの中の……」。

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光の帝国

あらすじ

穏やかで知的で、権力への志向を持たずにひっそりと生きる人々。時を超えて蘇る風景。彼らの帰るべきところとは? 不思議な能力を持ち、それぞれの道を歩む常野一族の物語を描くファンタジー

シリーズもので、「光の帝国」「蒲公英草紙」「エンド・ゲーム」と三冊が刊行されていますが、この短編集が一番好きです。

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